6月のおわりの入学式

悪夢みたいなおおきな山を越えて、ことばにならないくらいにしあわせな、週末だった。

新しい場所にうつったら、ただいつもたくさんの人が出入りする場所であってほしいと願って

願って

人と話すことは、とても疲れるし、いつも昼寝をしないといけないんだけど

一刻、一刻が

あたたかくて

好きな人たちに囲まれること

 

ここで、家族と 友達と クライアントさんと 手伝ってくれるみんなと

愛する人と

過ごしていきたいと心から思った日。

ようやく、眠れるように、なるかな。

 

自分が、どうしてもできないことを

みんなが一緒に手伝ってくれる

トランプや

机を組み立てることや

わたしのかわりに

話してくれることや

 

その代わりにわたしは、自分の全部を差し出すよ。

そう思った光に満ちた時間だった。

 

 

4月の入学に買ってあげられなかった学習机が今日、山下さんが手伝ってくれて完成した。

隣で、ネジや部品を手渡しながら

いろいろなことを、思った

夢みたいに楽しくて、幸せで、何度も何度も、

好き、大好き、愛してると呟いた。

 

裸足で入学式の真っ最中の体育館の中をズンズンと横切り

泣きながらタオくんの胸に

前日から用意した花を差し

ずらっと並んだ新入生たちの両親の中に

私ように用意された席は、空いたままだった、悪夢のような絶望の4月

 

そのまま私は姿を消して

ほとんど、たおくんが小学生になってから彼のことを何もしらないまま、6月が終わろうとしている。

心も、体もバラバラになって

私たちはもう二度と、笑い合えないのだと思ってた

 

わたしが笑顔になることを
真剣に願い、自分のことのように

喜んでくれるひとが、いる

 

 

今日は、まるで

晴れやかな入学式みたいに祝福に満ちた、日だ。

きっとすべて

やりなおせるんだと

今は信じられる。

 

 

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。