家族みんなが心地よく暮らせるまち

校区外の学校に通うためのプロセス 8/25/2021

本当の権力の使いかた

家族みんなが心地よく暮らせるまち
君たち、いい男になれよ。

 


わたしの住んでいる街は、愛知県の小牧市という。

60年前だか50年前に、この市を発展させるために3つの高速道路を小牧市で合流させるために、国と交渉して改革をした市長の銅像が役所の前に立っている。

わたしのおじいちゃんは、その改革時の市長の右腕として収入役(お金の第一責任者)を努めた人だった。

 

そのわたしが生まれた市の、キャッチコピーは

「家族みんなが心地よく暮らせるまち」

ついこないだまでは、

「子育て」をウリにしてたんだよ。うんこかよ。

 

安心の行政サービス

健やかな成長を支えます

楽しく安心して学べる環境

たくさんの体験が夢への一歩に

・・・・・

 

その全部を軽々しく、わたしと息子から丸ごと奪おうとした役所の人たちに、

友達や、友達の旦那さんや、看護師さんや、福祉の人や、担任の先生、校長先生が力になってくれようとしている。

 

今日は朝から学校から電話をもらい、校長先生とお話をしに来てくださいと言われた。

役所から、”学校には校区外の許可を出す権利は無いですから”

”決めるのはウチですから”みたいに

と言われていたわたしは、ナーバスだった。

 

 

校長室に入り、まずお母さんのお気持ちを聞かせてくださいと言われたので、短い時間で、

 

「今の学校にしばらく通い続けたい」

「別居ではなく、たった二人の家族として、同じ住所に住みたい」

 

とたったその2つのことを伝える中で涙が溢れてきた。

 

 

簡単に、

”形だけ住所を変えて、一緒に住んでもいいんですよ?”と無責任なことしか言わない役所の人たち。

 

じゃあ、”形だけ書類一枚に許可をくれて、たったしばらくの間、本人が通い続けたいという学校に通わせてくれればいい”じゃないか。

誰がそこで、不幸になる?

何か始末書でも書かされて、君は役所をクビにでもなるくらいに、わたしたちは横暴な願いを聞き入れろとでも言っているのか?

 

 

わたしの発達障害がわかってからのこの1年、理解してもらえていない人たちから常に、常に

わたしとタオは、引き離されようとしてきた。

 

なんとしてでも一緒にいられるように戦って、どうして2人でいられるように助けてくれないのだ、と何百回泣いたかわからないくらいに泣いた。

 

それはこれだけ時間が経過してなお、見知らぬ子育て支援の人が無理矢理家にやってきて、役所の言う通りにしかできませんから、転校手伝いますとか、住所を別々に変更すればいいですよとか、

わたしたちには何の権限も無いですからね、と言う。

 

昨日はそして、そんな役所のひとたちに、

同席してくれた看護師さんたちが、一切ぶれなく

「うん、じゃあ手伝ってもらうことは無いです」

「こちらの希望としては、今の住所のままで、校区外の学校に通い続けるということなので。」

そうぶったぎってくれたのが神がかっていた。

 

「今、この母子が健やかに一緒にいられるために」

必要なことをいつだって真剣に考えてくれているのが会った瞬間からわかった人たちだった。

正しいことをきっぱりと言い切って、看護師という権限や、「医師のドクターストップ」という言葉まで行使してくれて、ここでも

「本当に愛があって、本当に知恵のある権力の使い方は、こういうことなんだ。」と感動してたところだった。

 

 

 

 

もともと情に訴えるつもりなどさらさら無かったけど結局感情が溢れて校長室で泣いてしまった涙は、最後伝え切れないくらいのありがとうの詰まった涙になった。

 

担任の先生は隣で、校長先生に一緒に頭を下げるくらいの態度でずっといてくれて、

最後校長先生は、わたしの状況をあまり何も言わずに汲み取ってくれたようで、力になろうということと、手短に必要なことを教えてくれた。

 

なんと、もともと役所にいたらしく、

「ズラーっと並ぶ、許可される条件のなかに、ひとつ”教育的配慮による”というのがあるんですね。」

 

と教えてくれた。

学校側にはあんまり期待せずに行ってきた手前、嬉しすぎる誤算で、

「それを意見書に書いて、作文提出してみます。確約はできませんが」

と言ってくれた。

 

 

校長先生は、タオくんを一度、自分の車に乗せて、他校の歯科検診に連れて行ったことがあるそうだ。

ハキハキと友達と楽しそうに話していて、すごくいい子だと思ったと、ぜひこの学校にい続けてほしいと思う、と話してくれて、わたしの知らない場所で、彼はしっかりと人間関係を築いていたんだと思うと、嬉しくて涙がまた溢れてきた。

 

担任の先生もまた、タオくんがいかに学校で、がんばって色々なことに取り組んでいて、何の問題もなくみんなと仲良くしているかを話してくれて、二人の力になりたいと言ってくれて、

こんなふうに、(ほんとうのこと)をちゃんと見ていて、貫こうとしてくれる人たちが、こんなにいるんだと思った。

 

 

「_確約はできませんが」と言った最後

校長先生は、

 

「それで、認めてくれなかったら役所で喧嘩してきますわ」

 

とまで言ってくれた。

 

ちゃんとした、校長先生がいる学校に、たおくんは通ってたんだ。

初めて知った瞬間だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

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