8月のメロンとバタークリーム

 

山下さんが実家から届いたメロンを分けてくれて、なんて綺麗な色だろうと思った。

両親にわけるために届けにいったのは、お母さんの誕生日の今日だった。

 

なかなか売ってないバタークリームのケーキを、作っているケーキ屋さんを探して片っ端から電話した過去。

今日は電話をする代わりに、自分で焼いて、不恰好なチョコレートのコーティングを慣れない手つきでやってみた。

こういうケーキは、また忘れた頃に作るから、上達しないのが特徴なんだけど😅

 

 

 

バタークリームというのは自分が食べないので初めて作ったけど、ものすごいバターバターしている。

スポンジの間にジャムを塗って、バタークリームで囲って、最後チョコレートをかけるという、昭和の味だ。

なんてくどく、美味しくなく、変な味だとおもう。お母さんはこれが好きだけど売ってないと昔からよく話していた。

 

母が喜んでくれるかとか、食べてくれるかは別として

長かった確執のある辛い時間のあとで、もう一度誕生日にケーキでも焼いて渡そうと思えたことが嬉しかった。

実家の玄関で上がるかを訊かれたけど、もうその場所は自分の生まれ育った安心できる場所というよりは、知らない家族が住む家のようだ。

デブの2匹の猫の毛のせいか、くしゃみが2回出た。

 

 

メロンを渡して父を呼び、

メロンをくれた山下さんに心から謝罪をしてほしいと話した。

 

スカスカのスポンジみたいに手応えの無い、父の軽薄さは今に始まったことじゃなくて、今変わりつつあるのかどうか、よくわからないけど

ただただ、私やタオくんにとって大切な人たち、そして自分自身を

顧みる時間を作ってほしいと心から願う。

 

 

ケーキって難しいなあ。

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