そういうふうに、できている。

必要なものは、

必ず与えられる。

そういうふうに、できている。

 

いつもそう思うんだな。

 

もしも今の自分にそれが無いのだとしたら、必要ないからか、

まだ準備ができてないからか、

他にやることがあるか、

それは、わからない。

 

でも、人間関係も、お金も、知名度も、助けも、導きも

どれも、これも

本当に必要なときに、必ずすべてが与えられるんだと思う。

 

水の中で浮きながら、大事なものたちが

いつか、昔あっといまに壊れて消えて、無くなってしまったときのことを思い返していた。

 

もしもまた、わたしの元から、山下さんやタオくん

絶対にそばにいてほしいものがいなくなる時が

くるのだろうか。

そんな風に考えた。

 

そしたら、

ああ、もしもこの先の自分に、それがとても、必要だと天が判断したならば

それは必ずそばにいてくれる。

 

 

そういうふうに、できているから。

 

ただそんなふうに思った。

 

わたしは、2015年に山下さんに出会って、すぐに彼は姿を消して、

3年くらい(?)経ってひょいとまた現れた彼は、またすぐに消えて、

その頃にはすでに、自分の先生や周りに、彼の必要さのことを言われていて、なのに一切連絡がつかない、とても苦しかった時期だった。

去年死にかけたわたしを訪れた山下さんは、またすぐに消えて、もう二度とくることはないのだと思った。

 

わたしは、そのとき三度目の正直か、2度あることは3度あるという言葉を頭に浮かべていて、

とかく、わたしたちは失敗したのだとそう思ったんだ。

 

今回、また失う恐怖に襲われた夜

彼はすぐそこで眠っていて、わたしはほとんど眠れずに恐れ慄いた。

息が止まりそうになり、静かにパニックを起こし、それはそれは苦しかった。

そしてその失う恐怖は、深く潜っていくと

自分のものではなく、彼の中からくっきりと浮かび上がってくるのだった。

 

眠る彼の手を握り、何度も何度も「愛してるよ」と泣きながら呟いた。

とても暗く深い、山のなかを散々彷徨った挙句

自分がそれをどこまで癒せたのかはわからなかった。わたしは寝落ちた。

 

朝が来て、ほとんど眠れなかったあとに浄化の内容をすべて記録だけし終わった頃に

黙って階段から降りてきた彼は、ソファでまた横になって眠る。

彼のやわらかそうなつむじをじっと眺めた。

 

とても

優しい朝で、寝かせたままにするか、朝ごはんで起こすかを迷った。

 

そのあとしばらくしてから、
なにかが確実に、昇華されたことだけがわかった。

 

わたしたちに、必要なものは、なんど失っても

それは必ず戻ってくる。

 

もう二度と失うことはないのかもしれない。

 

わたしたちは大抵、同じ場所を見続けてきて、交わっては離れ、交わっては離れ、またどこかで道がこうして交わるのを待っていたのかもしれない。

 

 

この先もしも

自分が、自分の人生でやるべきことを全うするならば

たくさんの人の、力が必要になってくる。

 

その中で

彼の存在はきっと、自分の根底を支えてくれるものになるんだと思う。

 

みんなが、それを知っていて、

そして力になってくれている。

 

みんなのおかげでしっかりと、食べられるようになってきて、動けるようになってきて、

そして仕事にかかれるようになった。

 

ほしいものを手に入れるのはなにせ、

勇気がいるよね。

 

でもそれさえあれば。

 

そういうふうに、できてるからさ。

 

 

 

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