笑い声

その人が

ニカっと嬉しそうに、笑うのを
わたしはこれまで
本当に
数える程度しか
見たことが
なくて
それ以外の時はずっと
怯えて怖いか
顔色を伺うみたいにして
つまらなそうに、いるから
わたしはずっと
そんなにも自分が嫌われているんだと
そう思っていたんだよね
みんなが暖かな
笑顔と安心の中で
泣いたり笑ったり喧嘩したり
抱き合ったり
する中で
こんなに普通のことを
わたしが経験できるようになる日が来るなんて
今まで欲しがっていたもの全てが
ほんとにどうでもよくなるくらいに
今この瞬間に
夢のように幸せな時間を過ごしている気がした
昨日
だから
もしかしたら
その人とも
いつか
そんなふうに
普通に
ただ普通に
笑い合っていられる日が来るのかもしれないと
そう思ったら
ほとんど
見たことがない
彼の笑った顔や
声をあげて笑う声を
こ先聴くことができるのかもしれないって
そう思ったら
もう本当に
わたしは何も
いらないよって
そう思ったんだ
会いたくて会いたくて
ずっと会いたかったけど会えなかったひとを
延々と諦めたいのに苦しくて
この前
浄化の先生に訊ねて
「うん3年くらいしたら、一緒になったらいいね、暮らすのも、結婚もいいよ」
「お互い頑固だけど2人とも一途だから、仲良くやれるよ」
「好きで、好意も愛も、あるよ」
そう言われて
とても、
嬉しかった。
これまで何年も
待ってきたから
まだ
待てる
わたしが
話したり
笑うのが上手にできないみたいに
それでも
安心して黙って愛されることができるようになったみたく
きっといつか
その笑った顔が
また
見たい。

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