濁流

濁流に

飲まれて窒息し

飲まれては窒息し

飲まれては窒息し

飲まれては窒息し

そしてもう、どこにもいけないのだと思った

 

 

あるとき濁流に

飲まれては窒息しつづけるのと同じように

飲まれて

 

息が止まった瞬間に

濁流の向こう側の、ある、気配のようなものを感じて

そのまま、いつものように飲み込まれた。

向こう側なのか、濁流の終わりなのか、出口なのか、上がったポイントなのか、それはわからない。

 

その気配が自分をどこに連れていくのかわからぬまま

飲み込まれ

終わりを待った。

 

 

そこは、濁流を超えた場所だった。

悔いや、思い残しや、失敗が

無い場所

 

諦めないと

一度も誓ったわけでもなく

あっという暇もないまま飲み込まれた巨大な濁流

飲み込まれ続けた

濁流

 

終わりが、来たんだ

 

わたしたちに、失うものは無い。

どんな苦しみにも、それは適用するんだ。

 

 

 

 

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