答えを求められた。
解答の仕方でもなく、一緒に解くでもなく、答えを教えてくれと。
ときどきそう言われることがある。
どっちがいいかいつも迷いわかりません。まいさん教えてくださいと。
その人に必要なことならば、わたしはいつも答えるようにしてきた。
でも、そうじゃないときわたしは、いつもすごく困って、「答えを教えてくれ」への答えを探す。
なぜなら、答えを教えることが、わたしのやりたいことじゃないからだ。
わたしの仕事は、そのひとが自分のなかにある答えに、どう辿り着けるかを一緒に一生懸命考えて、それを導き出すことだから。
そして、どう答えようか、自分の答えを探して、いつももがき苦しんだ。
文字通り眠れない日々を過ごしたり、自分の弱さを呪っては、浄化したりしてきた。
でも今は違う。
その自分の答えを探すために、誰かに答えを聞くのではなくて
みんなに、心から相談することができる。
すると、たくさんの解答が出てくる。
答えを教えてあげなよ
答えなくていいよ
だめなことはちゃんと言ったほうがいいよ
わたしが代わりに教えてあげるよ
というひともいる。
そして、みんなのおかげで、わたしは自分の答えを導き出すことが
今、できるようになった。
納得がいくまで、きちんと向き合って、自分のなかに答えを出すこと。
それは、答えを教えてもらって従うことじゃない。
そして、本当にいい先生は、答えを最初から教えたりしないんだと思う。
わたしの周りには、相談し、わたしが自分の答えにたどり着くためのたくさんの助言をしてくれる、すばらしい先生で溢れていると感じた。
ゆきちゃんをはじめとする、以前ショップ作りを一緒に担当してくれてた美奈子さん、家族やチームで支えてくれるメンバーも
心からみんなを信頼し、尊敬できると感じた日。
遠回りしても、わたしたちの中の納得がいく答えは、
わたしたちの中にしか無い。
わからないから教えてくれ、はただの怠惰で傲慢だと思う。
昔の自分も、そういうところがあったと思うし、その時は決して誰も助けてはくれなかった。
自分のなかに、もともと答えが存在しないから、誰かを信頼し委ねるという答えも、とても立派な答えだ。
長い時間を経て、いろいろなことが理解につながる初春。
みんなのおかげで、本当にいい時間を過ごしてると思う。
ありがとう。
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