【エフィアスの由来】
2015年に Aquae Suliss アクアエ・スリスという屋号でスタートしたセラピストのしごと。
アクアエ・スリスというのは、現在のイギリスのバースにある、ローマ時代に寺院と風呂がセットになった、癒し施設の名前であります。
水をつかさどる女神スリスという名前を、いつか使いたいと昔からそう思っていて、風呂と寺がセットなんて、そういう場所になるといいなあと思ってつけました。
今は、The neneで取り扱っている商品の、浄化シリーズの名前になっています。
もうひとつの、「愛」シリーズの名前でもある”エフィアス”という名前を与えられたのは、活動開始から翌年のことでした。
セラピストの活動用のロゴを依頼し、ブランディングも担当するデザイナーさんが何ヶ月も頭をひねった最後
「普通じゃないコンセプトになってしまいました。」ともってきたのが、
「エフィアス」という聴き慣れぬ、ことばでした。
きくところによると、それは古代ギリシャに出てくる、4つの愛の定義だとか。
【E-phi-a-s】
それは、4つの「愛」の頭文字。
Eros = エロス 恋愛やセックスなどで感じる愛、自己愛
Storge = ストルゲ 我が子を慈しむ愛、近しい存在や家族への愛
Philia = フィリア 世界へ向けられた愛、より高く広い愛
Agape = アガペー 無条件の愛、生きとし生けるもの全てへの愛
人として生まれ、この世界で生きることは、そのまま「愛する」ことを指します。
でも、愛するってなに?
愛するって、どうすればいいの?
これまで「癒し」という癒しの旅や、みなさんの魂の成長の過程において
「愛する」という言葉を何百回使ったかわからないくらい濫用してきたけど、(笑)それって、
そばにありすぎて、すべてに通じすぎていて、わからない。
それは、めぐり、あがり、螺旋階段のように永遠につづくもの。
それを様々な次元で理解し、自分自身、パートナー、家族、友人や社会や仕事や、すべてとの関わりを通して
これらの愛をひとつ、ひとつ学んでゆくこと。
受け入れたり許したり、経験を重ねて扱える愛が増えるごとに、わたしたちはより豊かになり、次元があがってゆきます。
クリエイティビティの源泉でもあるエロスは、最後、アガペとなってすべてをひとつにし、またその愛の泉に還ってゆきます。
その循環のことを、エフィアスと呼ぶ。
それが、セラピスト松永まいの、コンセプトだと言われました。
わたしたちが、気づき、浄化を通して愛の階段を一段あがるとき、それは癒しとなり、光となり、世界を照らすエネルギーになっていきます。
その自分を超えてひろがっていく愛を、魂が磨かれてゆく素晴らしさを体験しながら、一人も例外なく与えられたその尊い”いのち”を輝かせてほしいとおもっています。
愛の次元を駆け上がる旅へ、ようこそ。
2020.10
松永まい