Re:Juan

 

 

誰かがトマトの話をしていた。
赤い実は、Juanの樹だけじゃなくてトマトも大好きだ。

 

「水がすくないほうがあまくそだつんだって」
なるほどね、と思う。

知識として知っている話だけど、
妙に心に引っ掛かった。

 

 

前に樹を枯らしたとき、
Juanは水を遣り過ぎた。
おまけに剪定もし過ぎた。

ついでに付け加えると、
Juanは同じ理由でさぼてんを育てるのも苦手だ。
いつだって、水を遣り過ぎてしまう。

 

 

そうだ。

植え替えよう。

 

 

Ephiasの森の奥に、
どこか場所があったかしら。
できれば風が吹き抜ける広いところ。

 

 

 

Juanは考えを巡らせる。
植え替えたら、
樹のあった場所はどうしよう。

 

 

森の入り口の掲示板を立てようか。
日当たりが良くなるから、
お茶を飲むためのテラスにしようかな。

 

 

 

森が広がるとしたいことが増える。

もしそれでも暇になったら、
植え替えた場所に通えばいいよね。

 

 

にっこり笑ってシャベルを探す。

 

 

しばらくは樹の根元で眠ることもない代わりに、
家の中のベッドをふかふかに整えなくちゃ、
と思いながら。

 

 

 

written by Juan (June 23, 2016)

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

2016年は、情で動いた年だった。

 

情は、ひとつの愛のかたちだけど

stickyで、感傷を生む。

 

 

 

わたしはずっと、昔から

変わらずに人を愛してきて

 

それは、決してゆらぐことなく

唯一くらいに自分ができることだったけれど

 

 

糸が

 

つながったり

途切れたりするたびに

 

 

わたしの身体はシクシク傷んだ。

 

 

 

 

 

 

そのあとわたしは人と人とのつながりは

もっと、ごくごく自然に流れ移りゆくものだということを知り

 

 

無頓着になるのではなく、

別の、あたらしい愛し方を学ぶ。

 

 

 

 

 

 

アクアエスリスが始まった初期のころから

 

そばでいつも手伝ってくれていた

Juanが

なんとなく、あるタイミングでわたしから離れることに決めたときも

 

 

 

とても残念だったけど、

それはわたしにも、彼女にもどうすることもできなくて

 

それはよくわかっていたので

 

 

さほどダメージは受けない代わりに

わたしは振り切り、手放すことを意識した。

 

 

 

それは寂しいことじゃなく、
ごくごく自然なことなのだ。

 

 

いつなんどきでも、向かう先も

風向きも

 

変わる。

 

 

 

それが空というもので

水という性質なのだから

 

 

 

 

 

 

情が、あるひとつの愛のかたちであることは

ながらく自分が通ってきた場所として

 

十分に理解したうえで

 

 

そこを抜けて

よりクリアな、ライトな、それでいて

澄み切った

 

情の抜けた愛を体現できるひとが増えるといいなと思う。

 

 

 

 

だれかに背中を向かれたとしても

決して愛することを止めないことだけは

 

 

わたしが

愛と愛情と情の境目を知らなかったころから

 

それは、何も変わっていない。

 

 

 

 

つまり、

どれだけいやな思いをさせられたとしても

 

誰かを嫌いになることはありえなくて、

そのあとで、もし誰かがわたしを必要とするならば

 

わたしは迷いなく、手をさしのべることだろうと思う

 

 

 

 

 

Juanは特に、わたしにいやな思いをさせたことは

一度もなかったけれど

 

 

 

 

 

離れて数ヶ月して、

 

そして忘れた頃に

 

 

 

 

 

「まいさん、助けてください」

 

 

と一言

 

 

 

連絡があったとき

 

 

昔だったらきっと、

感情がどっと吹き出て劇的に感動して迎え入れただろうな、と思った。

 

 

 

 

 

そのときわたしはだいぶ、変化をしたあとだったので

それは、

 

とても穏やかで、優しく

それでいて冷たい、

 

 

「おかえりなさい」だった。

 

 

 

 

そこには愛がある。

 

以前にはあった、情が抜けて

 

 

いまわたしの周りにいるひとびとに対して

いつかずっと前からそこに居てくれるのは
何も変わらなくても

 

わたしはもっと遠くから

もっと深く、

 

ひとを愛することができる。

 

 

 

 

 

 

 

 

世の中に出回るフレーバーティー。

豊かな、花々の香りやスパイスの香りをつけられたお茶や

ぐっと深い渋みのあるカフェインの強さでハッとする体験。

 

それはそれで楽しいかもしれないけれど、

 

 

 

一流の最高級の茶葉は、

一切の苦味も渋みもなく

 

とてもさらりとしていて、水の延長かとおもうほど

ライトである。

 

 

それでいて、それほど微かなはずなのに

 

 

絶対的に存在感のある

魔法のような、芳しい匂いは

 

延々と消えることがない。

 

 

 

 


 

このくらいのボリュームで、
セッション以外の内容

 

以前はこのブログにて同じように綴っていた

このようなていねいな内容の記事を

 

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