わたしはそれを、愛と呼ぼう。

 

2016年11月3日分再投稿

 

 

「ごめんね。」
始発間も無く帰る彼にかけたい言葉は1つだった。

 

「なんでいつも謝る?」
って聞かれて、

彼を帰す朝はいつもそう思ってることを知る。

 

 

眠いのに早く起きて帰らなきゃいけなくしてるのが
申し訳ないのと、

帰り際は寂しくてついいつもぐずってしまう私が潔くない、
と思って謝るみたい。

 

 

本当は、
ありがとう、
というべきなのかもしれないけど、
ごめんね、というのが心からの声で。

 

 

 

ごめんね。
好きになってごめんね。
私の愛されたいように愛されたいと思ってごめんね。

 

 

帰り際に泣くなと言われることも多いけど、
今日は、始発にはまだ時間があるときに、
早く思いっきり泣きたいから、

 

帰ってくれないかなって、
ちょっと思った。

 

 

 

今日こんなに泣いてるのは、
Lの話をしたときに、
やっぱり自分の子を産んでほしい気持ちはあるって言って、
貴方が私のお腹を撫でてくれたことが、
とっても嬉しかったことの裏返しかも。

 

 

撫でられて、そこが空なのは心底よく分かってるのに、
とっても嬉しかった。
Lが近くに来てるような気がして、
とっても嬉しかった。

 

 

それでも、
3週間に1回のデートで満ち足りている貴方が、
Yちゃんを置いて私を迎えに来てくれるとは、
到底思えなくて。

 

貴方の言葉が嬉しい分、
私と同じ意味で使ってないもどかしさで、

泣くしかなかった。

 

 

 

 

思い詰めるように辛かった頃から

随分自由になったけど、
きっと、私はこのもどかしさを味わうために

ここにいるのかもしれないけど、
この階段を駆け上がって、貴方のそのままを包んで、
もっと自由に、愛したり、愛されたりすることから、
今は少しだけ立ち止まって、私の、
今の私の望む、等身大の愛され方を望むことを、

 

ゆるしてほしい。

 

 

 

だから、ごめんね。

 

 

 

手放せば入るという想いはまだどこかにあって、
無意識に、お互いもう終わりたがっているかもしれないと思うときはあるけど、

手放しても、手放さなくても。
入るときは入るし、
Lだって来たいときは来るんだと思うの。
どういう形でも。

 

 

 

だから今は、白い中に陽が射し込む、

ホテルのベッドで、
ぼんやりと貴方への想いを綴っている。

 

 

 

 

 


 

行く先はみな、知っている。

 

それは刑務所の外なのかもしれないし

別の惑星なのかもしれないし

 

みんな違っても

 

とにかく辿り着くべき場所を

 

わたしたちはずっと昔から、知っている。

 

 

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