時間貧乏

 

2006年10月1日 

フランスに留学し、
初めて外国で暮らしたときの日記より

 

 

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ある日時計を忘れて出かけた日

なんだかとても気分がよかったので
それから外すことにしました。

 

 

すると
間に合う時間に出ているはずなのに、
何故だか突然
毎日遅刻するようになりました

 

 

どうしても欲しかった
ラジオ付きの目覚まし時計を買いました

いつもの時間に目覚ましをセット。

 
すると
何故だか突然
寝坊するようになりました

 

 

 

 

そして
腕時計を外すようにしたら

町を歩く人の感じや温度
太陽の傾きに敏感になりました

 

 

そして
試しに目覚まし時計のセットをやめてみたら

突然また早起きができるようになりました

 

 

 

 

自分だけの時間という

もっとも不正確で
もっとも正確な時計で生活する。

 

 

 

こういう生き方が、たぶんだけど
わたしには合っている。

 

 

そしてクラスでワタシよりさらに出席率の悪いロドリゴに

「おまえいっつも遅刻してくるなあ。」と言われて

「あんたもね。」と

 

 

 

フランス語で言えるようになりました。

 

 

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11月のスリスハッチのなかで

そういえば

”時間”に関する豊かさのはなしがでました。

 

 

”お金”は、みんな、貧乏とか豊かだとか

すごく気にしても

 

”時間”貧乏のひとが、どれだけ多いことか、と。

 

 

わたしもそして、”時間”貧乏のうちのひとりでした。

 

あるとき仕事がとても忙しくて詰まっていた時に

突然プツッと弾けて

なにもかもが溢れてきたことがあって

 

そのときに

自分がどれほど、”貧しかった”かを

 

思い知らされて

そこから

 

 

”お金”のゆとりだけじゃなくて

”時間”の豊かさも

 

日々、忘れないように、変わりました

 

 

 

ちなみに私は、

お金の計算と、時計を見て動くということを

ほとんどしないのですが

 

だいたい、ギリギリ間に合うような

遅れることも、あるけれど

 

そういう生き方を今、しています

 

 

 

 

天気予報は見ないし、

今日が何月何日か、知らないし

テレビも持っていないので、

世の中で何が起こっているのか知らず、

今が何時か、興味ない

 

 

 

 

でも、

日が暮れてきた時間が

季節が移ろうたびに

じ じ じ じ

 

と向こうにずれていくことを

肌で

察知することが

 

そのかわりにできるのかと。

 

 

 

10年前の日記を読んで、

本当に変わらないこと

たくさん、変わっていること

 

いろいろ気づいて面白い。

 

 

 

月は2月で、

そこには春の懐かしい匂い。

 

 

あなたは、

 

どのくらい豊かですか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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