松永“保護観察官”

s3

まいさん

今頃デート中でしょうか(そのタイミングを狙って書いてます)。

かなり時間オーバーしてしまい、ごめんなさい。

今日もありがとうございました。

代表取締役のほかに、今日はまいさんに新しい肩書?「保護観察官」が追加されましたね!

(国家公務員なんですって…)

そして私も小雨ふる中ついに出所しました。

今はまだセッション後の心地よい疲れと高揚感で、

ただただシャバの空気を新鮮に感じていますが、

あっという間に刑務所に戻りたくなるのは目に見えています。

今感じていることを言葉にしたいのですが、
頭が働きません。

めんどくせえ新シリーズが始まるまで、しばしお待ちを。

テロメールしといてなんですが、

まいさんと彼の夜が素敵な時間でありますように。

おやすみなさい。

新シリーズは「実録刑務所24時」がいいんじゃないかと思う
Yより


そのひとを解放したい、自由になってほしい

そのためにわたしが全力を尽くしてもできないときがある。

昨晩のセッションは、

”お手上げです”

を伝えるセッションであった。

つまりは、

もう罪を償うことは

とっくの昔に終わっていても

刑務所の中は

勝手がわかっており、冷暖房がきいており、

食事も出てきて仕事も与えられ、

友達もいて、

心地がいい。

出所してしまったら

どうなるか

居場所がなく

やることもなく

そんな場所には、

行きたくない

それが、小さな

本音

「だからわたしが、どれだけ

”釈放”の印鑑を押し続けても

ダメなんです。」

セッションの中で
わたしにはどうすることもできませんと

こういう形で伝えることは、

ほとんど初めてだったのではないかな。

わたしにできることは、

10年前とは外の世界は違っているけれども

携帯電話の様式が変わっているから注意してね

とか

最近は電気自動車も走っているから

とか

電車はカードをピッてやれば

乗れるようになっているからね!

という

そんなことくらいなのだ、

と伝える。

根気よく長期でコースを受けているクライアントさん。

深い”命”にまつわる罪から

どうしても自由になってほしかった私は、

今日は自由になったら、

この部屋から出ていいですから

と言った。

でも結果は、たくさん涙を流したのち

繰り返し犯罪を犯して

刑務所に戻ってきたい自分

それに気づいたそんな素敵な、内容。

何度、戻ってきてもいいですから

同じ犯罪を犯してまた戻り、おつとめを果たし

また出てこんどは軽犯罪を犯し、また戻り

小さなおつとめを果たし

また出て

10歩進んで9歩下がっていいから、

とにかくここから出てください。

そういった。

時間がきて

大事なことをひろった元囚人は

肩の力が抜けたように楽しそうな顔になって

見慣れた保護観察官の顔に

笑いかけていた。

保護観察官は、

”で、泊まります?ダブルベッドですけど。”

と言って

塀の中にいたそのひとは、

笑って、

ゆっくりと立って

重たいホテルのドアを

深呼吸しながら開けて

部屋のなかから廊下に渡るときに

小さなジャンプをした。

さようなら。

また逢う日まで。

新たな肩書きも、心地よい。

コースの残りは数回。

「もうあとはないですからね」

「これ以上のお申し込みは受け付けませんから」

素敵な、仕事だ。

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