あのとき弱かったあなたへ”釈放”

 

 

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さっさとシャバの空気に、

 

慣れなさいね

 

 

あのときまだ、子供だった自分へ

あのときまだ、弱かった自分へ

あのときまだ、汚れていた自分へ。

 

 

あのときまだ未熟すぎて

守りたかったものを全て

この手で壊して

傷つけて

あなたは独りになった

 

 

付け入る隙を与えて

狡く立ち振る舞うのに

全てが見通されて

ズタズタにされた

 
純粋なものまでも

汚されるのを許して

 

 

守る術を知らなかった

弱く、小賢しい自分へ

 

 

苦悩し、もがき

抗い抜いて

 

それでも潰されて

 

粉々に散り散りに

砕けちる手前で

絶望の淵を漂った

哀れな自分へ

 

 

 

あのときまだ、浅はかな次元の低い愛を

それを本物だと錯覚したまま

くだらない男に 傷だらけにされたまま溺れた自分へ

 

 

あのとき、まだ

醜く歪み、汚い存在以外の何物でもなかった自分へ

 

吐き気がするような嫌悪感を

殺される手前でも

呑み込み続けた

 

惨めで

 

哀れな自分へ

 

 

 

 

 

 

 

 

罪を償う時間

 

何年も何十年も

何百年もかけて

 

 

おつとめを果たした今

 

 

 

 

 

”釈放”。

 

 

 

 

 

聖なる水都・

女神 兼 保護観察官より愛を込めて

 

 

 

 

 

軽犯罪で戻ってきても、
また追い出すからよ。

 

 

 

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